暁色をした空は君を思い出させる。




私と悠太は除夜の鐘を叩くためにお寺に来ていた。



2人でニシンの乗った年越しそばを頬張る。





「おいしいねぇ。このニシンが乗ってるのが年越しそばって感じするー」



私はそばで温まった体でホッと息を吐きながら言った。




悠「本当綾音とは好み似てるよなぁ。ニシンがあるからいいんだよ。あと天ぷらも好き」



「卵乗せる人もいるらしいよー?私は卵は別がいい」



悠「卵はだし巻きと米を一緒に食べるのがいちばんだろ」




「だよねー!私もそう思う!」