それから…

気が付くと、また保健室の中

天井が見える

「ああ、やっと気づいたわね、やよいちゃん」

レイコ先生が私に語りかける。

あれ?さっきの夢と一緒だ。

夢の中では…ベッドから起き上がって…扉を開けると…竜馬センパイがいて…。

そう、夢の中、では。

今は…現実。

センパイが私に告白?ありえない。

レイコ先生はさっき、私の頭にボールが当たったっていってたけど、サッカーボールとは限らない。

現実だ。帰ろう。

「あ、そうそう、あなたに逢いたいって人が来てるわよ」

保健室を出ようとした私に、レイコ先生が話しかける。