そうだ…私は…

頭に何かが当たって…

「飛んできたボールが、あなたの頭に当たったの。まあ、軽い脳震盪だろうけどね。」

頭に…ボールが…?

「もう、起き上がって大丈夫よ

あ、そうそう、あなたに逢いたいって人が来てるわよ」

鈍い頭の中で考える。誰だろう?

保健室の外には…

竜馬センパイ!え?何?どどどどうしよう?いきなり何?この展開?

「あの…大丈夫?」

竜馬センパイが私に話しかける。

もう、私は何も考えられない。

ドキドキドキドキ。

「大丈夫」って、私なんかを心配してくれているの?