一週間が経った。 彼はあれから一度も姿を見せていない。 そして毎晩震えながらドアを見つめるわたしの寝不足はピークに達していた。 だけどいつ彼が現れるかなんてわからない。 頼る人もいなければ、頼りたいとも思わない… なんていうのは、ただの強がり。 だけどわかっているのは、迷惑はかけたくないっていうこと。 単なる自己満足かもしれないけど、それだけは絶対に嫌なんだ。