「…それで、1000万」 ななちゃんは息苦しそうな顔でそう言った 。 私は求人雑誌に目を通しながらため息をつく。 「…なんか、もう色々キャパオーバーすぎて、何にも言えなかった…」 高校生活が始まって、まだ少ししか経っていないというのに… 何を言っても仕方がない。今は、取り敢えず儲けることを考えないと。