「お待たせしました!」 私は超特急で着替えて門の前まで走った。 「遅い。早く乗れ」 車の中から偉そうに指図する悪魔一名。 「いってらっしゃい、ひなちゃん」 悠人さんの笑顔…天使!! 「…あれ?悠人さんは一緒に行かないんですか?」 悠人さんは苦笑すると、すっと顔を近づけてきた。 「朔弥様、独占欲強いから」 耳元で言われ、また顔が赤くなりそうになる。 「じゃ、じゃあいってきます」 私は急いで車に乗る。車はゆっくりと発車した。