私の仕事は、朝から始まる。


(よし、身支度おっけー!)


制服(メイドの方)のリボンを結び、鏡の前に立つ。


トントン、とノックされたかと思うと、「ひな、起きてるー?」と声が聞こえた。


隣の部屋の、カナさんの声だ。


「はい!今行きます!」


私はホワイトブリムを付けてから、部屋を出た。


「おはようございます」


「ちゃんと起きれるんだねー」


「朝早いのは慣れてますから」


お父さんと暮らしてた時もいろいろやってたしなー朝から。