「朔弥さん!」 この会場にあまり似合わない、可愛くて若い声。 「舞さん」 朔弥の笑顔の先にいた女の子に、私の目は釘付けになる。 艶やかな黒髪に、大きな瞳。赤いドレスが似合う、とてつもなく綺麗な女の子。 きっと、私や朔弥と同い年。 会場中の目が、二人に集まる。 この人が、朔弥のフィアンセなんだ。 わかる。わかってしまう。 だって、あまりにもお似合いだから。