私…?
「明らかに異常な量の仕事押し付けられて、それを誰の助けも借りずに全部こなして!怖いわよ!私たちの面目丸つぶれよ!」
「えっと…すみません…」
「だから、みんなで話し合って決めたから。今日は休み!少しは好きなことでもして、気分転換してこい!」
「え…?」
急すぎる展開に頭が追いつかない。そんなことしたらカナさん達が…
「あのね、先輩に余計な気遣わないの!あんた後輩!分かる?先輩命令は絶対だから!帰ってきたらぶっ飛ばすからね!?」
そうまくしたてて、電話は切れてしまった。
呆然とする私の携帯に、一件のメッセージが届いた。
「そういうことだから、社長の目をごまかすためにも9時までは帰ってこないで」


