朝早く起きて、仕事をして、いつも通り学校に行って、放課後はすぐにお屋敷に帰って仕事をする。 今日も変わらない日常。 私は心配そうな顔をするななちゃんに「ばいばい」と言って学校を出る。 駅の改札を通ろうとしたところで、ポケットに入れていた携帯が鳴った。 表示を見ると、カナさん。 なんだろう?急用かな? 「もしもし…」 「もーう我慢できない!!!!」 突然の大声に私は思わず携帯を耳から離す。 えっと… 「何かあったんですか?」 「あんたのことよ!!」