みっともなくてもいい。離れなくてすむならなんだってする。 あのお屋敷を出て行けって言われないためなら、せめて戦力にならなきゃ。 「でも…」 「ななちゃん、心配してくれてありがとう。でも、私は私の意志でやってるから大丈夫。私、負けないよ」 予鈴が鳴って、まだ納得のいってないななちゃんと無理矢理教室に戻った。 きっと、いつか、認めてもらえる。 その時まで、私は頑張るだけ。