私が落ち着いたのをみて、朔弥はそっと離れた。 「…お前、今日は親父さんのとこ行け」 私は首を横に振る。 お父さんはきっと泣く。ううん、私の知らないところで、いつも泣いている。 それを目の当たりするのは、辛い。 「いつまで逃げる?いつまで、目を背ける?」 「それは…」 「大丈夫、俺も行く」 朔弥はそう言って強引に私の腕を引く。 「それに、お前の母親にも会いたいしな」