「ひなちゃん、お父さんいらしたよ」 聞こえてくる悠人さんの声に、私は「はーい」と返事をする。 「朔弥様、頑張ってきます!」 「ん、なんかあったら言えよ?」 私は頷いて応接間に向かう。 階段を下りる前に、赤くなっている顔をなんとか落ち着かせて、深呼吸をする。 「よし!」 私は階段を下りて、お父さんのもとに向かった。