私は絶対に朔弥の特別にはなれない。 もしなれたとして、あとどれくらいかかるのだろう。 その想いは、どれだけの人を巻き込むのだろう。 いつかこの時が来るってわかってた。 決断をしなければいけない日が。 大切な人を、選ばなければいけない日が。 私は目を瞑る。 答えは、決まっていた。 覚悟は、できていた。