「ほお、なかなかいい飲みっぷりだな。」 おじさんが感心するように、鈴村さんの飲みっぷりは素晴らしかった。 ものの2分ほどで、1本を空け、2本目を飲み始めた。 「鈴村……すごいわね。」 「まさか鈴村にこんな特技があったなんてよ。」 「ホンマ、意外と言うか、何と言うか。」 円お姉ちゃんや桂さん、青柳さんもすっかり感心しているようだった。 そして、今度は5分ほどで2本目を空け、最後の1本を飲み始めた。 が、鈴村さんのペースがさっきよりもだいぶ落ちた。