メガネ地味子の隠した事情

「さて、今年のミスとミスターに並んでもらいましょう!」


そう言われて舞台上で高山くんと並んで立つ。


「そのカッコも可愛いな一ノ瀬。」

「そういう高山くんも執事の格好似合ってるよね。」


コソコソっと話していると


「うん、今年のミスとミスターも仲良さそうだね!そんな2人に副賞で遊園地のペアチケットプレゼントだよ!デートしてらっしゃい!!」




うぇぇぇ!!!!


そんな副賞聞いてない!聞いてないよ!?



驚いてポカーンとしていると


「あれ?一ノ瀬聞いてなかったの?毎年ミス&ミスターコンテストの優勝者にはペアチケットプレゼントされてるよ?」

「一昨年も去年も関係ないって気にしてなかったから」


そう返事すると


「そっか。ま、せっかくの頂き物ですしデートしよ?」



ニコッと言うけど何か拒否権なさげな決定事項みたいな雰囲気出してきてる?!


「え?私は気にしないから高山くん好きな人でも誘って行ったらいいよ?」


思わず何とか逃げようと言うと


「うん、だから好きな子誘ってるよね?何か一ノ瀬はハッキリ言わなきゃダメっぽいから、もうハッキリ言うよ。俺が好きなのは一ノ瀬なの。だから今年のコンテストでお互い優勝してデートに誘えて俺役得なの。」


そう言って、ニヤッと笑う顔は策士だった。


「爽やか王子ってだけじゃないね?お腹黒いね?高山くん・・・」


これ瑞穂ちゃんと同じ感じだよぉ。


「ん?別に俺そこ隠してなかったよね?」


「あぁ、そうかもしれない・・・。結構私以外の女子とはドライだったし、男子で迷惑かけてくるようなのには笑顔で圧かけてたし・・・。」

そう思い返して気付く
へ?これ逃げらんない系か?!