メガネ地味子の隠した事情

舞台上に上がるともう、一般開放時間が終わったので学校の生徒と教師陣のみで囲まれていた。


「大変お待たせしました!!ただ今一般からの投票も無事に開票が終わりましたのでミス、ミスターコンテストの結果発表を行います!!」


司会進行役はどうやら実行委員長だ。
忙しかったはずだが彼はなかなかに元気に弾んだ声を出している。



「まずは、ミスターの発表です。ミスターのエントリーは3人です。まず、3位は渡辺蒼翔くん!2位は佐々木雄大くん!1位は高山彰くんです!えーと得票差いる?」


「「要らねーよ!(笑)」」
渡辺くんと佐々木くんが即答していて会場からドッと笑いをとっていた。
流石の2人だ。



「それではミスの発表です。ミスのエントリーは2人。田中さんと一ノ瀬さんです。」


男子1位の高山くんはステージに残り渡辺くんと佐々木くんはステージ脇に降りている。


そして、今舞台中央には私と田中さんが残っている。

「ことしのミスコン勝者は・・・、一ノ瀬さんです!!」


「おめでとうございます!今年のミスに選ばれた感想は?



「えっと、票を入れてくれた皆さんありがとうございます。唐突な参加にも関わらず選ばれた事に驚いてますが、こういった事に参加して高校生活最後の文化祭を楽しめたのはいい思い出になります!ありがとうございました!」


ペコっと頭を下げて、微笑んだ。


「「ちょ!!!何この真面目可愛い子!!!!」」


ん?そんな叫ぶ要素あった?



「やっぱ無自覚天然小悪魔恐るべしだね。」


「ホントにね・・・」


脇で呟いてた沙織ちゃんと瑞穂ちゃん。