「な、なに?」
「ばぁか。お前は、甘えなさ過ぎ。頼らなさ過ぎ。んで、溜め込み過ぎ!…お前が笑うためなら、お前の大事なヤツ等は全員、死んだっていい…そんぐらい、腹括ってんだよ。」
「だ……」
「だから、何年も何年もお前のこと無条件で『好き』だって胸張って言うんだろ?そんだけ、お前が魅力的で、たまんない女だってことだっつーの!…あー…なんか俺、照れるわ…」
「な…ん…」
何それ?と笑ってはぐらかそうとしたあたしの口を、軽く手のひらで塞いで…そのまま少しだけ強く引き寄せられる。
こつん、と当たったおでこ…いつもならなんでもない距離が、今日は胸に痛かった。



