君が見せてくれた、私の世界

しばらく色々見て回っていると、大きな水槽の前に着いた。


大きなエイが目の前を横切っていく。


小魚の群れや、マグロみたいな大きい魚がどんどん私の目の前を通り過ぎて一周してる。



「想世架ちゃんすごいね。」


「うん…。大きい…。」


「想世架あっちに、海月いたよ！」


「海月…！見たい…！」



海月の水槽。


照明が海月を通してて、なんとも幻想的にぷかぷかしてる。


なんでか目が離せなくて、ずっと眺めていた。



「想世架？」


「海月…好きなんだ。」


「そうだったんだ。
好きなだけ見てていいよ。」



両隣でしゃがんでくれる2人と海月をじーっと眺めていたら。


なんだか、集中しすぎて頭が痛くなってきた。