「わぁ…!すごい!」


「この部屋はそよの部屋だから、そよが気に入るように聖美とずっと考えたんだ。」


「ありがとう…!」



白で統一されたシンプルな部屋。


ところどころに私の好きな淡い色の家具が置かれている。


パパとママ…本当に考えてくれたんだ…。



「あなた、そよ!
お茶の準備が出来たわ。」


「ママっ!」


「あら、そよ〜。
そんなにご機嫌なんて、このお部屋が相当気に入ったのね?」


「うん!すごい!」


「そよの為に、ママとパパで色々考えたのよ〜?」


「嬉しい!ありがとう!」



呼びに来たママが私の頭を撫でてくる。


昔からママがこうやって頭撫でてくれると好きなんだ。