『はいっ!!』

寧々の番だ……ぁ、これマイク通してこっちの部屋まで聞こえるんだ……

『~~!!!!』

『はい、ありがとうございます。ここのシーンは勉強が苦手な女の子のシーンですよね?貴方の演技だと勉強が苦手とは思えません。もう一度お願いします』

……厳しい

こんなに辛いんだ……

帰ってきた寧々の表情は暗く見えた。