「どうせさ、世の中の男って…えーと据え膳だっけ?」 「あ、据え膳食わぬは男の恥ってやつね」 「そうそう、だから女の子とラブホ来たら押し倒してヤっちゃうんでしょ?」 「あー…」 一徹は言葉がない。 「だからさ、一回でもヤっとけばいいかなって」 「…あ、うちはその程度の扱いってやつなんやね」 軽く一徹はうなずいた。 「まぁ、泉ちゃんがそうしたいなら」 そういうと一徹は、そこでようやくソファーにヘルメットを置いた。