「ね~ね~、今日駅前のケーキ屋に行くんだよね。男だけじゃお店に入りにくいから一緒にいっていい?」

涼の親友の工藤優が私達にきいてきた。涼はこの学校で二番目にカッコいいらしい。

「うん。女2人じゃ寂しいし一緒にいこ。夏帆もいいよね」

玲奈は目をキラキラさせてこっちをみてきた。仕方なく

『うん、いいよ。』

といった。

「じゃあ放課後、正門の所でね。」

そういって優が走っていった。

「俺たちと一緒に行けるなんて幸せだな。」

優のあとを追いかけるように涼も走っていった。

二人が行った後に静かにハァと溜め息をついた


「なぁ~に溜め息ついてんのよ。カッコいい二人と街を歩けるなんて滅多に無い事よ。あっ、あとすこしでチャイムがなる。はやくいこ!」

玲奈が走って行ったので私も仕方なく走っていった