私達の学校は少し都会から離れた所にある。

なので駅はがらがらで、いるのは私と

そして



「瀬田くん。」





「何?」


同じクラスの瀬田くんである。





今日からたまたま同じ保健委員となった私達。

どうやら、毎週委員会にでないとダメらしい。

特に何もしたいものはなくて、

やらされたって感じの委員会だから、

めんどすぎるけど、、

それに!

なぜか保健委員は他の委員会と別の金曜日にするから、金曜日は必然的に瀬田くんと2人になってしまう。

ここの学校は寮に入る人が多いから尚更。

こんなに一緒になるなら、

瀬田くんのこと知っといたほうがいいよね。

よし、質問しよ!


「瀬田くんはなんで寮に入らなかったの?」

「なんでお前にそんな事言わなきゃいけねーんだよ。」

めっちゃそっけない返事返って来たー。

なんだよ。そうか、ツンデレか。

それはイケメンがやるからかっこいいんだぞー。

まぁ、瀬田くんも眼鏡外したらかっこいいって、友達の亜子が、言ってたっけ?

私にはわからん。

なぜなら、私のタイプじゃないから!

少女漫画からの恋愛知識しかない私の理想は、

ギャップがあって、

背は高くて、

イケメンで、

かっこよくて、

爽やかで、

スポーツできて、

誠実で、、、、、、。

と、言い出したらきりがないから、

瀬田くんの話に戻ろう。

瀬田くんはメガネかけてる真面目そーでなんか。私の理想とはかけ離れてる人!

イケメンらしいけどね。

ところでこの反応は、

「瀬田くんもしや女子嫌い?」

「うるせぇ。」

あのね、君、そんな言い方したら、

「「・・・・。」」



ほら、きまずいー!

私話したんだから瀬田くんも喋ってよ!