それでも先輩が、好きです

 「紗世ちゃん、頑張って……!」


 「は、はい……」



 ボーッとしていると、先輩が立ち上がった。


 ちょっとしたことでも、すごく楽しくて。


 ドキドキして。


 __先輩、好きです……


 「お疲れ様」と部室を出ていこうとする先輩の背中を見つめる。


 ……その先に、一人の女性が立っていた。


 その人に向かって、片手を上げる先輩。


 自然な流れで、先輩の隣に、女の人が立つ。


 手を、繋ぐ。