で、今に至るわけなんだけどあたしにはより冷たくなった
本当は優しいのに…

なのに今日は、何故かあたしの下駄箱の前で立ってるんですよ!

「もしもしー?」

しかも、話しかけても無表情のまま、無言であたしの顔を見てる

完全に困ったあたし…強引な手段に出ます

よいしょっと、椎名くんを横にどけて靴を取った!

きっと、たまたまあたしの下駄箱の前だっただけで、誰かを待ってるんだ。

そう、きっと…

彼女だったりして。好きな子とか?

___ズキン

ズキズキと胸が痛くて、苦しくなる

こんなに大好きになっちゃってるんだぁとしみじみ思って去ろうとした

が、椎名くんはあたしの手を掴んだ。