バンっ

私の机を勢いよく叩いて迫ってくる女子たち。

「ねぇ!どういう神経してんのよ」

『いたっ』

髪の毛をぐいっと引っ張られ、痛みが走る。

「あんたさ、イケメン兄弟に囲まれて、その上クラスのイケメン男子にも手出して、タクト振るとか、ほんとサイテーだよね」

『そんなことしてないし…私の兄弟と私は関係ないでしょ』

「は?何言ってんの。あんたさ、大して可愛くもないくせに、イケメンに囲まれて、ありえねぇんだよ!」

ガタンッ

ガッシャン!!


机をひっくり返され、荷物がそこら中に散らばった。


ほんと最悪…