学校からでて、無言で家まで歩いている途中でハルヤさんが喋りかけてくれた。

「カナタじゃなくて悪かったな。」

いきなり、それ!?

『いやいや、全然そんなことおもってませんよ!』


「それにしても、女子ひどいな。」

『そうなんですけど、どうしようもなくて…』

「俺らが原因か?」

そ、そうだけど、そんなこと言えないしなぁ…

『いやいや、そんなことないですよ!
 私がうまくやれてないだけすから…』

「あんまりためこむなよ。」

軽く私の背中を叩いて、ハルヤさんはスタスタと歩き去って行った。