はぁ…

今日もカナタと帰るのかな…

いやだな…

そう思ってると、後ろから私を呼ぶ声がした。

「ミカ、帰るぞ。」

振り向くと、そこにはハルヤさんがいた。

「え、うそ!?ハルヤ先輩!?」

「3年生がここにいるとか、まじで!?」

「かっこいい〜!」

「カナタくんだけじゃなくて、ハルヤ先輩まで独占しちゃうとかミカちゃんずるいよねー」

「ありえなーい」

ハルヤ先輩へのラブコールに混じってまたもや、変なことが聞こえてきたけど、気にしない気にしない。

「早く来い。」

『あっはいー!』

私は急いで教室から出た。