バタン!!!

カナタにキスされそうになった瞬間、後ろのドアが開いて、ヒカルくんとハルヤさんが飛び出してきた。


「カナタ兄のボケェ!!!」

ヒカルくんのハイキック、見事命中。

「カナタ。抜け駆けはダメだぞ?」

なんか怖い笑みを浮かべるハルヤさん…


「ミカちゃん、大丈夫だった!?」


『な、なんとか…』

「カナタ兄、ほんと、許さないから。」


「ミカ、カナタに何された?」

『えーっと…』


キスとか言えるわけないしなぁ…


「ハグ。」


なぜか、カナタが答えた。


「ハグ!?」

「ミカちゃんハグされたの!?」

ハグ…まぁそういうことにするか。

『そうだよ。ハグされたの。

って、きゃ!?』


なぜか、ヒカルくんとハルヤさんに抱きしめられた。


『ちょ、なにやってるんですか!?』


「消毒。」

「そうそう。消毒してるの」


消毒て…

まぁいっか