My Sweet Brothers ~義理兄弟との甘々ライフ!?

ホールの中央にはチョコレートフォンデュ。

その周りには、パティスリー神宮寺のケーキがたーっくさん!

モンブラン、チーズケーキ、シュークリーム、ショートケーキ、ガトーショコラ、いちごタルト、他にもフィナンシェ、クッキー、マドレーヌとかの焼き菓子も♡

『おいしそー♡』

「おい、なに間抜けズラしてんだ。よだれたれてんぞ」

『ふぇ!?』

出た!俺様カナタ!

「あほ。おいしそうだなーって眺めるんじゃなくて、食べりゃいいだろ。」

「ほら。」

口に何か放り込まれた。

その瞬間、口いっぱいにカカオの香りと甘さ、そしてフランボワーズのキュッとした甘酸っぱさが広がった。

『おいしい!』

「だろ?ほら、他にも色々あるから、とりに行こうぜ!」

いつもとは違って、なんかニコニコしているカナタ。ほんとチョコ好きなんだなぁ…

「チョコフォンデュやるか?」

『うん!』

いちごとか、パイナップルとか、マシュマロとかも色々チョコにつけて食べてみた♪

それぞれのフルーツがめっちゃ美味しくて、そこにチョコが加わって、口の中で極上なハーモニーが奏でられる♪

『おいしぃーーー!!』

「ほんと幸せそうに食うよな、お前。
って、チョコついてんじゃん」


そう言って、私のほっぺに手を伸ばして来て

「ん、うめぇ」

今、ペロって、指にチョコつけて舐めたよね!?私のほっぺについてたやつ!?

ちょ、やばいて///


『なにすんのよ、ばか!』


「いいじゃん、チョコもったいねぇし」

『いやいや、そういう問題じゃ…』

「だって、俺がな…

「ミカちゃーん!あっちに美味しいアイスあるよ!行こ行こー!
カナタ兄、ミカちゃん借りてくねー」

「ちょ、待てよ」

「やーだ」

そう言ってまたまた、ヒカルくんに引っ張られていく私でした。

…カナタなんて言いたかったんだろ??