「……寄りかかって寝てもいいよ」 「そそそっ、そんな……」 顔を見れないまま早口で答える。 うわぁ……どーしよ。 ヨダレ垂れてなかったかな。 あほ面してなかったかな……? 見知らぬ人に寝顔を見られるなんて初めてで、顔から火が出そう。 「あのさ」 「はいっ!?」 少し低い声でそう言って、あたしの顔を覗き込んだ。 「名前、何ていうの?」 「え、えと……内野 千代です」