*** 「ごめんっ、先帰っててくれる?」 あたしの目の前で手を合わせて謝るりぃ。 放課後……居残りしなきゃならないといけなくなったらしい。 「全然いいよっ、じゃあ先帰るね」 「ごめんね……」 そう言うりぃに手を振って、あたしは学校の最寄り駅へと向かう。 駅は、学校から歩いて5分。 携帯で音楽を聞きながら歩いていく。 「りぃ……居残りかぁ」 小さく呟いて、道路のアスファルトを蹴る。