「受かってるかな~」

「受かってるといーねー」


私、伊奈 真紀(いな まき)は同じ中学校の友達、市川 瑠奈(いちかわ るな)と高校の合格発表にきていた。


るなはすごく可愛い。
身長は低めの148cm、目はクリクリで見つめられたらイチコロだと思う。
顔の作りが童顔で本人にとってはコンプレックスらしいがとても可愛いと思う。






ひとつ、
るなの悪いとこを言うとすれば、














とてつもない男好きで、腹黒い、と言う事…。


もちろん可愛いるなはモテる、本人は自分が可愛いくてモテるということを自覚しているんだ。


るなの男と女に対する態度は全くと言っていいほど違う、
いや、私と周りに対する態度が違う、
るなは自分の中で人を格付けして、自分より下だと思った人は利用するためだけに傍に置いておく。



つまり私はるなが男と仲良くできるようにするための道具。




そういう性格だからか中学校の頃一部の女子から嫌われていたこともあった、







ん?
ならなんでるなと仲良くしてるのかって?
だって分かってるから…
自分が利用されてもおかしくないほどの地味な女子ってことを…