そう続けたのは和だった。


「俺は死にたくなんかない。でも死ぬのなら、ジワジワと嬲り殺されるようなことはしたくなない!!」


星夜が叫んだ。


自らの命が短くなるような発言だけど、クラスメートたちは1人ずつ死んでいくのを見るのは確かに辛かった。


「みんな、どう思う?」


裕司が席を立ってクラスメートを見た。


「早くてもいいよ」


そう言ったのは彩だった。


「どうせ次はあたしが選ばれるんでしょ? それなら、あたしは時間を早めても構わない」


彩がそう言って口を堅くむすんだ。


「本人がいいって言ってるんだ。投票をしよう」


星夜がそう言うと、もう誰も反論をしなかったのだった。