あたしの通っている桐谷高校は島を見おろす事のできる丘の上に建っていた。
しかも、1年生の教室は最上階の3階にある。
そこから見る島の風景は絶景だった。
こんな雨でなければ近くの無人島も見渡す事ができた。
「雨、やまないねぇ」
学校へと通じる階段を上がっていると、友人の近藤里子(コンドウ サトコ)がそう声をかけて来た。
「おはよう里子」
「おはよう優衣(ユイ)」
「雨は空から悪いものを連れて来るって、本当かな」
歩きながらそう言うと、里子は笑った。
「それ、島中の人が知ってるよね。島にとって雨は天敵って意味だよね?」
しかも、1年生の教室は最上階の3階にある。
そこから見る島の風景は絶景だった。
こんな雨でなければ近くの無人島も見渡す事ができた。
「雨、やまないねぇ」
学校へと通じる階段を上がっていると、友人の近藤里子(コンドウ サトコ)がそう声をかけて来た。
「おはよう里子」
「おはよう優衣(ユイ)」
「雨は空から悪いものを連れて来るって、本当かな」
歩きながらそう言うと、里子は笑った。
「それ、島中の人が知ってるよね。島にとって雨は天敵って意味だよね?」