あたしも、その光景を見ながら泣いていた。


ここまでしなきゃいけないのか。


どうしてあたしたちが選ばれたんだ。


理不尽な殺し合いに精神は破たんして行く。


それなのに、休むことも許されない。


晴哉が何度かカッターナイフを突き刺した後、裕司はようやく動かなくなったのだった。