1時間という休憩時間を与えられても、みんな手持無沙汰になっていた。
次の投票が早く始まればいいとは思わないけれど、教室内にいてなにをすればいいのかわからないのだ。
体力的にも精神的にも限界が近くて、グッタリと机に突っ伏している生徒ばかりだった。
あたしもそろそろ自分の席に戻ろうとした時、突然雄たけびが聞こえて来た。
ビクッとして視線をやると、晴哉が頭をかきむしっているのが見えた。
「晴哉、何してるの!?」
梨央が慌てて駆け寄る。
しかし、晴哉はその手を払いのけ、充血した目で梨央を睨み付けた。
梨央はたじろき、数歩後ずさりをした。
あんな目をしている晴哉は初めて見た。
「もう嫌だ……もう無理だ!!」
晴哉が唾を飛ばしながら叫んで勢いよく立ち上がった。
そのまま大股に歩いて教室を出て行こうとする。
次の投票が早く始まればいいとは思わないけれど、教室内にいてなにをすればいいのかわからないのだ。
体力的にも精神的にも限界が近くて、グッタリと机に突っ伏している生徒ばかりだった。
あたしもそろそろ自分の席に戻ろうとした時、突然雄たけびが聞こえて来た。
ビクッとして視線をやると、晴哉が頭をかきむしっているのが見えた。
「晴哉、何してるの!?」
梨央が慌てて駆け寄る。
しかし、晴哉はその手を払いのけ、充血した目で梨央を睨み付けた。
梨央はたじろき、数歩後ずさりをした。
あんな目をしている晴哉は初めて見た。
「もう嫌だ……もう無理だ!!」
晴哉が唾を飛ばしながら叫んで勢いよく立ち上がった。
そのまま大股に歩いて教室を出て行こうとする。