「別の高校って寂しくないの?」 「んー……まぁ男子校だし?」 「そっかぁ……」 花音は鼻歌を歌いながら、スキップをする。 私はそんな花音をただ見つめていた。 彼氏……。 彼氏なんて、いた事もない。 誰かを好きになったことも、好きになられたことも。 男の子と話すだけでも緊張する。 心臓が破裂しそうで、変な気分になる。 ……私の高校生活、不安しかない。 「菜摘ー、学校ついたよ」 「あっ、うん」