【短】sand castles
恋愛(ピュア)
完
0
志月 彩珠/著
- 作品番号
- 1449153
- 最終更新
- 2021/07/24
- 総文字数
- 3,802
- ページ数
- 17ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 3,373
- いいね数
- 0
何時までも清算出来ない過去
其処に縋りつくあたしの罪は。
一体どれほどのものでしょう。
もう…2年もの時間が過ぎたのに。
あの時のキスが、忘れられない。
ねぇ…。
「好き」だと言って。
貴方が振り向いてくれる可能性は何%?
もう、このままじゃ。
自分の想いに流されていきそう。
だから。
貴方の温かな腕の中で眠らせて。
今宵一時でも、いい。
「好き、です」
「うん、知ってる」
その後に続かない言葉たち。
「好き、なんです」
「うん、分かってるよ」
いつもそこで止まってしまう言葉たち。
あたしは、その先が知りたい。
いつだって。
池上由梨加(いけがみゆりか)
×
古河顕一郎(こがけんいちろう)
ただ、触れるだけのキスをした。
そんな関係に、拗れる想い。
本当は、その腕に飛び込んでしまいたいのに。
あたしは何も出来ずに此処で立ち止まるだけ…。
sand castles
◆◇◆◇
感想ノートコメントありがとうございます!
しまにゃ様
志由様
其処に縋りつくあたしの罪は。
一体どれほどのものでしょう。
もう…2年もの時間が過ぎたのに。
あの時のキスが、忘れられない。
ねぇ…。
「好き」だと言って。
貴方が振り向いてくれる可能性は何%?
もう、このままじゃ。
自分の想いに流されていきそう。
だから。
貴方の温かな腕の中で眠らせて。
今宵一時でも、いい。
「好き、です」
「うん、知ってる」
その後に続かない言葉たち。
「好き、なんです」
「うん、分かってるよ」
いつもそこで止まってしまう言葉たち。
あたしは、その先が知りたい。
いつだって。
池上由梨加(いけがみゆりか)
×
古河顕一郎(こがけんいちろう)
ただ、触れるだけのキスをした。
そんな関係に、拗れる想い。
本当は、その腕に飛び込んでしまいたいのに。
あたしは何も出来ずに此処で立ち止まるだけ…。
sand castles
◆◇◆◇
感想ノートコメントありがとうございます!
しまにゃ様
志由様
目次
この作品の感想ノート
短いのがもったいない…もっともっと読み進め続けたい作品の中でした(ノД`)
10代の、ただひたすらにまっすぐで綺麗な心を持てていたあの頃の、思い出すと少し胸が軋む感覚を思い出しました(*´꒳`*)
しまにゃさん
2017/08/07 17:14
はじめまして、こんちには('')
題名の方にあった「castles」という文字に惹かれ、この小説を読ませていただきました。
なかなか気持ちに答えてくれない先輩との掛け合い、そして卒業後に待っていた主人公の無常感の流れがとても良かったです。
手の平から砂がこぼれ落ちるような虚しさと、先輩に抱いていた恋愛感情が上手くかかっていたと思います。
それが塵積って「castles」なのかなと勝手に解釈してしまいました。
細かな心情の描写がとても綺麗で、気持ちが良かったです。
叶わない恋だからこそ片想いというテーマ、難しいですよね(><)しかしながら、ストーリー構成が非常に私好みで、特に結末の諦める気持ちの整理がつかないままのエンドが好きです。
素敵な作品をありがとうございました。では。
志由さん
2017/08/07 13:29
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