だいじなもの。



え、ちょ、待って。どういうこと?


「ダメ・・・・・?」


ダメと聞かれたら・・・・・


「ダメ、じゃないけど・・・・・」


このまま毎週泊りに来ていいってこと?


「じゃあいいよ。これは奈緒に渡しとく」


先ほど貰った鍵をもう一度握らされた。


え、ちょ・・・・


「煌仕事は!?これ以上迷惑かけられないよ!」

「あぁ・・・・」


今思い出したかのような反応。

いやいやいや、私の必死の訴えかけだったんだけど・・・・・



「それは大丈夫」


なんて軽々に返されてしまった。


そんな軽い話なの?



え、分かんない分かんない。



カメラマンってこんなに自由なの?



私が可笑しいの?



もう一度煌を見ると何故か満足そう。



え、待って。こんなにパニックになってるのは私だけ?



そっか、そうだよね。私だけなんだよね。



「分かった。本当に無理な時はちゃんと奈緒に言う。無理もしない」



これでどう?とまで言われてしまった。



あれ?私が我儘言ってる状況?


でも、無理しないなら・・・・・


「わかった・・・・・」


あまり腑に落ちてないが、返事をすると煌は笑顔になり私の後頭部に手を添えると、お凸に煌のキスが降ってきた。そして私の手を引いてベッドへ入って就寝ムードになってしまった。


驚くことが沢山ありすぎて逆に冷静になれそう。


まぁ、煌がいいならいいのかな・・・・・



なんて思いながら私も眠りについた。