だいじなもの。




わからない。




命は簡単に殺しちゃいけない、そう思う自分勝手な正義と




自分の夢を叶えたい、という自己中心的な想い。





色んな想いが混ざって弱気になってるだけなのか。





もし、この子を産むとしてどうやって育てる?




光瑠が受け入れてくれる?





産むって決めて、光瑠が拒絶したら私はひとりでこの子を育てなくちゃいけない。




それって、夢を完全に捨てることになる。





そうだ、産むってことは、完全に夢を捨てるってことだ。




自分の店は愚か、私自身だってパティシエールになれない。




そうなった時、私は何のために勉強をして、何のためにあの辛い一年を乗り越えたの?





自分の夢のために頑張ったんじゃないの?





なのにその夢を諦めるの?