「なんか手伝おうか?」 「あ、じゃあメレンゲ作ってもらっていい?」 「おっけー」 他愛ない会話をしているとメレンゲはあっという間に出来上がってしまった。 「作ってるところ写真撮っていい?」 「こんなの撮っても作品にならないよ?」 「それを作品にするのがカメラマンですから」 キッチンから立ち去るとカメラを持って戻ってきた。 「レシピって頭に入ってるの?」 「大体ね」 「流石」 「これでもプロ目指してますから」 ほんの他愛ない会話でこんなに笑ったのはいつぶりだろうか。