だいじなもの。





母性本能とはこのことなのだろうか。




難しいことをあれこれどけたら、結局は産んで育てて、愛する自分の子をギュッと抱きしめたくてしょうがない。




「ん。それを素直に彼氏に伝えるんだよ?夢なんて本気ならいつでも追いかけられる。でもその子は諦めてしまったらもう二度と会えないよ」




ツ_________……




今日何回目の涙だろうか。




「……っ……う、ん…………」




まだ先のことは決まってなく





これからなのに





肩の荷が取れたかのように気持ちが楽になった。