何回も、何十回も好きって言ってるのに。 いい加減気づいてよ。 「ソラくん?」 「先輩のバーカ」 「へっ?バ、バカ!?」 超超超鈍感すぎるでしょ。 俺は先輩に歩み寄った。 「私何かした…かな?」 「した」 「んーー……ソラくん怒ってる…の?」 先輩は明らかに動揺している。 あぁ、こんな姿ですら可愛くて仕方がない。