「中々消えないから明日は天気が崩れるかも知れないね」 彼は空に浮かぶ飛行機雲を見上げながら言った。 それは独り言?それとも私に言っているのだろうか。 ちらっと彼をみると、じっとこちらを見ている。 「そうだね」 独り言ではないことが分かり、同じ空を見上げ飛行機雲を見つめる。