と言われて携帯コーナーに来てみたけど…。
部署ごとに事務所が違うからまずは事務所を探さなきゃいけないんだよね。
”仲がいいことで有名”
充電器のところにいる人に聞いても嫌な顔しないで教えてくれるかな…?
カチカチのツンツンヘアーのつり目の怖い人だけど…。
これが1番早いし…………。
よし。
「す、すみません…携帯コーナーの事務所ってどこにありますか?」
そっと声をかけてみた。
「事務所?誰に用?リーダー?マネージャー?」
マシンガンのように早口で聞かれてどもる。
「……だ……えっと……えっと…どっちも…?」
「ふぅん。こっち」
口頭で教えてくれれば良かったんだけど、見かけによらずご丁寧に連れて行ってくれるらしい。
「山ちゃんいる?」
たどり着いた事務所にノックもせず入ったツンツンのつり目さん。
あ、もしかしてこの人も偉い人だったりする?
「山ちゃん休憩中だけどいるよ」
つり目さんが前にいるから中は見えないけど、3人くらいの声が聞こえる。
「どうした?」
事務所で休憩していたらしい山ちゃんこと山野さんが入り口まで来た。
「この子に事務所教えろって脅されたから案内した」
えっ。
脅してない!普通に聞いたじゃん!
「ん?」
嘘つきつり目さんをよけて私を見た山野さんの片手にはオレンジジュース。
完全に休み時間だ。
「この子家電の子だよね?」
つり目さんが私を指差す。
私はつり目さんを初めて見たけど、つり目さんは私のことを知っているのか?
「うん。こうちゃんの彼女」
オレンジジュースを飲みながらポカーンと答える山野さん。
「えぇ!?!?こうちゃんの!?うそ!!」
それに驚くつり目さん。
こうちゃん?は?誰それ?
「しまが言ってた」
しま?
「え?こうちゃんの彼女?どの子?」
話を聞いてたらしい中の2人も出て来た。
冴えないスーツの男の人と、太めの男の人。
待って待って。
私の彼氏の名前はこうじゃないんですけど!!
「あの…」
「こうちゃんさすがだなぁ」
「あの……」
「こうちゃんと言えば家電マネの犬だよね」
「すいません…」
「こうちゃん元気かなー」
「私の彼氏の名前はこうじゃなくてわたるなんですけど……………」
山野さんに向かって言うと、、。
「うん。逢坂のこうちゃんでしょ?航ってこうとも読むじゃん」
は?そういうこと?
なんか恥ずかし…。
部署ごとに事務所が違うからまずは事務所を探さなきゃいけないんだよね。
”仲がいいことで有名”
充電器のところにいる人に聞いても嫌な顔しないで教えてくれるかな…?
カチカチのツンツンヘアーのつり目の怖い人だけど…。
これが1番早いし…………。
よし。
「す、すみません…携帯コーナーの事務所ってどこにありますか?」
そっと声をかけてみた。
「事務所?誰に用?リーダー?マネージャー?」
マシンガンのように早口で聞かれてどもる。
「……だ……えっと……えっと…どっちも…?」
「ふぅん。こっち」
口頭で教えてくれれば良かったんだけど、見かけによらずご丁寧に連れて行ってくれるらしい。
「山ちゃんいる?」
たどり着いた事務所にノックもせず入ったツンツンのつり目さん。
あ、もしかしてこの人も偉い人だったりする?
「山ちゃん休憩中だけどいるよ」
つり目さんが前にいるから中は見えないけど、3人くらいの声が聞こえる。
「どうした?」
事務所で休憩していたらしい山ちゃんこと山野さんが入り口まで来た。
「この子に事務所教えろって脅されたから案内した」
えっ。
脅してない!普通に聞いたじゃん!
「ん?」
嘘つきつり目さんをよけて私を見た山野さんの片手にはオレンジジュース。
完全に休み時間だ。
「この子家電の子だよね?」
つり目さんが私を指差す。
私はつり目さんを初めて見たけど、つり目さんは私のことを知っているのか?
「うん。こうちゃんの彼女」
オレンジジュースを飲みながらポカーンと答える山野さん。
「えぇ!?!?こうちゃんの!?うそ!!」
それに驚くつり目さん。
こうちゃん?は?誰それ?
「しまが言ってた」
しま?
「え?こうちゃんの彼女?どの子?」
話を聞いてたらしい中の2人も出て来た。
冴えないスーツの男の人と、太めの男の人。
待って待って。
私の彼氏の名前はこうじゃないんですけど!!
「あの…」
「こうちゃんさすがだなぁ」
「あの……」
「こうちゃんと言えば家電マネの犬だよね」
「すいません…」
「こうちゃん元気かなー」
「私の彼氏の名前はこうじゃなくてわたるなんですけど……………」
山野さんに向かって言うと、、。
「うん。逢坂のこうちゃんでしょ?航ってこうとも読むじゃん」
は?そういうこと?
なんか恥ずかし…。