君ノいない世界 【完】

「見るのは楽しいけど、ロケット花火はやめろよ」

ギクッと思いっきり肩を揺らして、ぎこちない笑みを見せた。
「いーじゃんっ!」

「馬鹿。バレるぞ」
「ちぇ」

ケチくさいなどとぐちぐち言いながらも素直にロケット花火をしまった。

ピカピカの花火とキラキラの笑顔。

これを青春と呼ばぬとしてなんと呼ぶのだろう。