高校二年生の私の日課。
学校に来れる日は、決まった時間に行くところ。
「先生!」
「はいはい、何ですか?」
それは、保健室。
そこには、優しく笑って迎え入れてくれる大好きな先生がいる。
「先生、いーつもそう言うよね。分かっているくせに」
ブーブーと高校生らしからぬことを言う。
先生は、うるさい子ですねとちょっぴり困った顔で私を叱った。
「へへ。ここ来ると落ち着くんだよね」
「そうですか。コーヒー、飲みますか?」
「うん!」
私が来ると……、というか、毎日毎日来る私をこうやって迎え入れてくれては、何かと用意してくれる。
こんな優しい先生を、好きにならないわけないよね。