小さい頃の彼方くんを思い出してみる。 やっぱり、今と全然違う。 などと考えていると、彼方くんが私の頬を手で挟んで上を向かされた。 ・・・彼方くん、背高いから首痛いよ…。 と思いながら、彼方くんを見つめる。 すると、彼方くんがニヤッと口角を片方だけ上げ、 「もしかして、俺に見惚れてたのか?」 と言った。